表現の違い。
「○○ちゃん子犬っぽくてすごいかわいいね」
「はぁ!!??犬みたいで可愛いってどういうことよ?」
「目が大きくてなつっこくて。」
「犬とどう関係があるのよ」
「可愛いから。」
「なにそれ!なんでそんなおかしなことを言うの」
褒めたのに怒られちゃった・・。
【犬】褒め言葉の表現として不適切だということをずっと後に知った。
たしかに、タイへ行ったとき、地べたでのそ~~っとしている犬をよく見かける。
どの犬も暑いのか、疲れ果てた表情をしていて、元気に走り回っている姿をみたことがないし、
驚くのがその野良犬の数
。
宗教上の理由などにより、危害を与えない犬なら、日本のように簡単に始末されることもないし、みんな残り物などを与えて人間と上手に共存しているように見える。
しかし、その犬のイメージからタイではネガティブな表現として
使われる動物になっていたのだ。
とは言っても、タイでは日本同様ペットブームでペットショップ、ペットの洋服屋さんなども多くみられる。
犬といっても“飼い犬”と“野良犬”というのは完全に異なる動物のように見受けられた。
それでも“飼い犬みたいでかわいい”と言ってもやはり褒め言葉にはならないらしい
犬もそうだが、最も屈辱的とされるのがクワーイ(水牛)。
「水牛じゃあるまいし、そんなことわかってるよ!」など、
“カトゥーイ・クワーイ”(水牛おかま)
のようにごつく、美しくないおねえ系の代名詞にもなっている。
数年前に日本でも公開されたアタックナンバーハーフでも水牛と呼ばれるおかまちゃんが登場していた。
水牛・・・昔から人の力となって農作業をしてきたのに、踏んだり蹴ったり・・・
それにしても、日本と同じ感覚の表現で失敗することがよくある。
何気ない言葉で簡単に人を傷つけることができるし、また宗教や文化も違うので大問題に発展することもある。
言葉選びには気をつけようと思います。。。