黒檀染めのシルクストール
タイ東北地方の黄繭を天然色素で染めた後、手織りにする、全ての工程に手間と時間をかけて手作られたストールに、、
一目惚れしました。
水に何カ月も漬けて発酵させ、木臼で実を潰し、漬け汁と共に繭糸を煮て色が染まったら干す、乾いたらまた染める作業を1日5回繰り返し、5日間続けて作る、黒檀染め。
ルークゲーオと呼ばれるウボンラチャタニー伝統的な模様の綾織は1日1メートルしか作れないのだそう。
理由を聞いてみると、
「私が着ているのは、何度も着て色が薄くなったのを染め直したの。
黒檀で染めたシルクは、染める度に光沢が出て、表面から出た繊維も取れてより滑らかになるの。
だから、たくさん使ってね、また次に来た時に染め直してあげるから。」
ウボンラチャタニーの人々の、天然染めと手織りへの愛を感じる場所です。