ハーブの調合♪アハーンパー。
8月に入った昨日、東京でも梅雨明けも発表され、いよいよ夏本番。
毎日暑い日が続くと食べたくなるのがスパイシーな料理。
私は、暑いと感じる時に最も食べたくなるのがアハーン(料理)・パー(森)!
食べると元気になれるタイ料理なのである
アハーン・パーとは、獣肉の臭みを消すためにハーブを多用し、様々な種類の唐辛子を用い辛く調理された料理のことだが、食べると「これぞタイ料理」と実感できるほど実に味わい深い料理
代表的な料理にゲーン・パー(森のタイカレー)とパッ・ペッ(辛い炒め)がある。
鹿、猪、蛙、野鳥、なまずなど臭みのある獣肉や川魚を使うのが特徴で、使用するハーブはプリックタイ(生胡椒)、ガシャーイ(生姜の一種)、バイカパオ(ホーリーバジル)、バイホラパー(スイートバジル)バイカパオ(こぶみかんの葉)など。使う素材によっても加えるハーブは異なる。
さらには、ゲーンパーやパッペッを作る際のペーストは、タックライ(レモングラス)、カー(ガランガル)、バイマクルー(こぶみかんの葉)などのハーブ類から成り立っているので、まさにハーブのオンパレード!
アハーンパーは、ハーブの調合で成り立っていると言える。
ハーブの効能で体も元気になれ、辛さで新陳代謝もよくなり夏には最適の料理なのである。
そんなアハーンパーが評判の食堂、その名も「アハーン・パー」。
『mayがご案内する食と癒しの旅』の2日目の昼は、「辛さとハーブの魅力」を楽しんでいただくため、地元客で人気の食堂へご案内した。
以前、辛さに強い私も普通のレベルでも食べていてつらくなる辛さだったので、ツアーではかなり抑えるよう伝えた。
が・・・!皆さん氷を口に含んで沈黙の方々(-“-)が続出(笑)
冷房もない屋外の食堂だったので暑さが辛さを更に引き立てていた。
パッ・ペッ・クワーン(鹿の辛い炒め)
ハーブ、辛さの相乗効果で鹿肉のコクが引き立ち、とてもおいしい!
鹿肉はやわらかく、アハーンパーに使う肉類の中では一番の高値。
ゲーン・パー・ムーパー(猪の森カレー)
沈黙の原因になった料理(笑)
ハーブの美味しさがダイレクトに味わえる料理。
ハーブ一つ一つの存在を感じつつも全く味の喧嘩が無く、この料理こそがタイ料理の魅力ではないだろうか。
辛さがMAX・・・。ガイドさん用の
パッ・ペッ・ムーパー(猪の辛炒め)
ココナツミルクのマイルドさを一瞬感じた後には・・・。
アハーンパーと最も相性のよい
カイチヨウ・プー(蟹の卵焼き)
カイチヨウの作り方はプロでも難しいと言われるほど。
たっぷりの油で揚げ焼きにするのが特徴。
パッ・カナー・プラーケム(カナー菜と塩漬け魚の炒め物)
こちらもアハーンパーと相性がよい野菜の炒め物。プラーケム(魚の塩漬け)だけでご飯3杯OK♪
プラー・パッチャー(魚のハーブスパイシー炒め)
同じくハーブを多用する料理で、主に魚介で作られる。パッチャーの
チャーは熱いフライパンに入れた時の擬音語からの料理名と言われている。
この他に4品の計10品を召し上がっていただいた。
皆さん辛さでつらそうだったのに食べ終わってからの反応は、
辛さが引くと不思議とまた食べたくなる
汗を掻くことによって暑さが和らいだ?
ハーブでいつもより食欲が進む
など、森の料理の魅力を理解いただけたようだった
そして驚いたのが、今回約半数の方々が初タイであるのに、アハーンパーがおいしいと言って、普通に辛さに対応できていたこと
タイ料理を初めて食べた初日から、半年間毎日のようにパッタイを食べ続けタイ料理が好きになった私は、この料理が最初のタイ料理だったら?
果たしてここまで好きになっているか・・考えてしまった
アハーンパーは、ホアヒン病院から約200mほど。
タイ料理のハーブと辛さの魅力を存分に味わってください♪