チムチュム?チェオホン?
ガイヤーン、ソムタム、ラープなどで知られるイサーン地方の郷土料理。
イサーン地方の料理の特徴は“辛くてさっぱり”。
ココナッツミルクを使う料理はなく、ハーブをたっぷりと使用する。
『mayがご案内する食と癒しの旅』
4日目の夕食は、日本ではまだ知名度は低いものの、イサーンのテイストである辛くてさっぱりの風味のイサーン鍋料理を召し上がっていただいた。
この料理、こんなに様々な呼び方をされている。
☆チェオホン แจ่วฮ้อน
イサーン語での呼び方。
チェオ=ナムプラーと唐辛子ベースのソース。ホン=熱い
☆チムチュム จิ้มจุ่ม
標準語での呼び方。
チム=(タレに)つける チュム=少し浸す(しゃぶしゃぶのような状態)
☆チュムチム จุ่มจิ้ม
チムとチュムが反対になった呼ばれ方。実際にはチムチュムの方が浸透している。
☆チュムセープ จุ่มแซบ
チュム=少し浸す セープ=イサーン語はおいしい、とても辛い
☆スッキーイサーン สุกี้อีสาน
タイスキのイサーンスタイルという意味。
いろいろな呼び方をされているが、すべて同一料理。
私はバンコクで一般的な呼び方であるチムチュムと呼ぶことが多い。
素焼きの鍋にスープを張り、レモングラス、バイマクルー、カーなどのハーブを加え、その香り高いスープで具をしゃぶしゃぶのように煮て食べる。
ソースは、ナムプラー、粉唐辛子、イサーン料理に欠かせないカオクア(砕いた米)のソースや、ナムチムタレーのように酸っぱいソースにするなど、作り手によって味が異なる。
どんなソースでも基本はさっぱりとしたソースなのでどんどん進んでしまう♪
*写真は人数が多いため残念ながら素焼きの鍋ではない。
具材には、元々は牛肉と内臓を使う料理であったが、今は豚、鶏、シーフードとバリエーションも豊かでいろいろな具が楽しめるところが多い。
スープも多彩で、前に行ったウドンタニーでは、ココナッツジュースを鍋のスープとしたチムチュムがとても美味しかったのを覚えている。
そしてホラパーを一緒にしゃぶしゃぶにすることでとっても爽やかになり、ハーブが好きな方にはたまらない料理♪
私のオリジナルチムチュムはというと、ハーブたっぷりのタマリンドソース仕立ての酸っぱくて香ばしいソース
冬になったらチムチュムの講習が登場するので是非いらしてください♪
ツアーでは、その他にここの店の自慢である
ヤム・プラードゥック・フーยำปลวคูกฟู(さくさくなまずと青マンゴーのサラダ)
焼いたなまずの身をほぐしてからかりかりに揚げ、青マンゴーやホムデンが入った甘酸っぱいソースと食べる、私の大好物♪
そしてこの店の名物の
パーク・ペット・ヤーン ปากเป็ดย่าง (あひるのくちばし焼き)
みんなおいしい♪と普通に食べていたのに料理の説明後、ぴたりと減らなくなった料理(笑)
ソムタム・カイケム ส้มตำไข่เค็ม(塩卵のソムタム)
ソムタムと、塩漬けにした卵。ソムタムの味付けは甘めで塩卵とのバランスが丁度良い一品。
店内は広いが、21時からは路上にテーブルが並びはじめ、夜中の2時、3時までお客さんで賑わっている。
店名のジェーコイแจ๊ก้อยは、
ジェー 中国語でお姉さんの意味。
コイ小指。タイ人のニックネームには、小指が多い。
“ジェー”は、タイ人の感覚ではピーよりの親しみを感じる呼び方でもあり、日本で言う“姐御”的な意味。
私は年下のタイ人からはジェメーแจ๊เมย์と呼ばれることが多い。
ジェーコイ แจ๊ก้อย
BTSラチャテウィー駅を降りてペッブリー通りを左に曲がって100mほど。
外で食べていると象さんがやってくること多し♪