再活用から生まれた絶品料理

2016年1月3日

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現地でカーオホームマリと呼ばれるタイ米。
カーオ=米
ホーム=良い香り
マリ=ジャスミン

ジャスミンの花ほどに白く、よい香りがする米をジャスミンに喩えたタイの最高級ブランド米です。

最近、木徳神糧の“タイ香り米”のネーミングで、
あちこちでジャスミンライスを見る機会が増えてきました。
タイ米は確実に日本に定着してきているし、
特にローカルなスーパーで見かけると私まで嬉しくなってしまいます

そんなおいしいお米を扱う、木徳神糧株式会社様の企画による
“タイ料理の夕べ”の慰労会兼タイ料理セミナーでお話させていただく機会を頂きました

『タイ料理とタイ米の関係』
自分でテーマを決めておきながら、かっちかちで非常に単純ですな・・・

それはさておき、
タイは米がなくてはタイ料理が成り立たない!
日本も同様だとは思うのですがもしかしたらそれ以上に

タイの食文化は米なんです!!

ふぅ

とこんなお話の中から一つ。

宮廷料理の前菜にも出されるカオタンナータン(挽肉とココナッツのディップ おこげ添え)。
khawthang2

ラマ6世がお書きになられた俳句?の中に出てくるほど、好まれたお料理です。
非常に上品なお料理なのですが、実はおこげはお料理の再活用から生まれました。

当時ラマ6世専属の調理人が、
来客用の大きな釜にはりついたお米を毎回捨てるのがもったいなく、
再活用できないかという知恵から生まれたのがカオタン。
khawtang

これを鍋から剥がして一口大に折り、油で揚げてソースを添えました。、

ラマ6世は非常にお気に召されて、おこげを使う様々な料理が生まれていきました。

そして更に驚くのが、来客に出される飲み物。
nam khawtang

このように
nam khawtang2

鍋にはりついたカオタンを網で香ばしく焼き、お湯を注いだ
“カオタン湯”が当時は好まれていたんだとか。

よく考えてみれば玄米茶よね~と納得しましたが、
料理人の知恵から生まれたお料理がラマ6世の大好物になってしまったんですもの。

食べ物は大切にしなければなりません!

ちなみに私は明日からチェンマイツアー&タイ料理の歴史を学ぶ旅へ立ちます!
こじつけ・・です(笑)

でも、タイ料理の歴史を知る度に料理の背景が見えるのは楽しいもの
たぶん体がすごく大きくなって帰ってくると・・思います。

行ってきます

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