レシピ本で経営!?
商売をしようと思えば、日本のように面倒な手続きが少ないタイでは
屋台、レストラン、洋服屋さん・・・
友人同士の情報交換で数日後にはオーナー、ということもよくある。
自由が好きで束縛を嫌う傾向のある性格からも、商売を志す人は日本人よりも圧倒的に多いように思う。
それはなんと・・・レシピ本の中にまで反映されていた。
タイへ行くと料理のレシピ本や、タイ人向けに発売されているおいしい店のガイドブック(日本よりは圧倒的に少ないが)、料理に関するいろいろな本を買ってくる。
材料、作り方などが紹介されているごくごく普通のレシピ本。
なのに、店の経営法が前書きに紹介されているレシピ本が何冊もある。日本ではありえない・・・
あるレシピ本を翻訳すると、
<屋台を開くには>
☆まず店の場所選びには、競争店がすぐ近くにいないことを確かめる。
商売の効率も良くないほか、その店主との関係も壊れてしまう。
☆飲み水は、無理矢理注文させないほうがいい。
ボトルで注文しても飲みきれないこともあるので、
無料にしたほうがよいだろう。
☆最初の経費として例えば、場所代が3000バーツ他にテーブル、椅子、厨房器具、材料代、食器・・・全部で60000バーツ必要だったとする。2年間で元を取ろうと思った場合に60000÷24=2500。
1皿15~20バーツで売り、1日200皿から250皿売った場合に、1日の売り上げは4000~5000バーツになるのでクリアできるだろう・・・
☆椅子とテーブルの高さ、広さ、長さは客が楽にくつろげる標準なものを使用するべきだ。
立つとき、座るときが楽に、また隣同士が窮屈にならないように、配置をすること。
☆1皿の価格設定は15バーツから高くても20バーツ。
その土地にあった価格設定をしたほうがいいだろう・・・などなど。
日本とは異なる飲み水のサービス・・など、タイならではの事情が垣間見れるタイのレシピ本。
この本を読んで実際に商売をした人はどのくらいいるのだろう
タイでは一軒の屋台から商売を始めて大当たりし、
規模を拡張させて、ベンツを買ったと言う人も多い。(タイ人のステータスの度合いはなんといっても車!)
料理店でなくても知り合いには、実際に商売をしている人が多い
「花屋さん(薄いパラフィン紙のようなものを用いて花束を作りショッピングモールの一角で売っていた)うまくいってる?」
「ん・・今は、髪のアクセサリー、ピアスを扱うお店に変えたんだ。
結構儲かってるよ」
簡単に商売の内容さえも変えてしまうなんて・・・。
このアイディア力・・見習いたいーー
屋台で定番のカノムチーンのお店だが、お洒落なレストランスタイルに。
若者に人気のマーブンクロン内のカノムチーン屋さん
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