タイの団結力。

2016年2月26日

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TSUNAMI
今もプーケットの町から消えない文字。
津波の非難ルートを示す看板。
津波のポスターや写真。
Tシャツなどのグッズ。

今も倒壊した家の復旧作業など痛々しい姿があるものの、プーケットの町は元気だった。
災害以前の活気ある姿を見ることができた。
むしろ、さらに活気あるようにも思えた。

今回は仕事も兼ねてプーケットへやってきた。
水着などの用意をしていなかったが、もともとタイ人女性は
ビーチでも水着になることは少なく、Tシャツと短パンで海に入ることが殆ど。
私もキャミソールと短パンを買い、島のツアーへ参加してみた。

koh khai(コ カイ)
卵の島と呼ばれる海。
名前の由来は昔、鳥が産んだ卵で島中が覆われてたという。

プーケットからスピードボートで15分。
到着したのは歩いて10分程で島を一周できるほどの小さな島。
透明な海と白い砂浜。たわむれる縞々模様の魚達。
koh khai 2

ちょうどオフシーズンということもあり、観光客は少なく見渡す限り海と魚!
ポストカードのような風景。
ラッキーなことに雨季でも晴天が続いたせいか
素晴らしい透明度。まさにプール!
海浜公園の波のプール。表現が乏しすぎる・・
こういう海ではひたすら泳ぐ。
koh khai 1

泳ぎ疲れて浜へ戻って休んでるとおいしそうな匂い。
他のグループのお昼のバイキング。
くんくんと鼻を利かせて見ているとガイドが
「食べてもいいよ。」
「食べてもいいの♪」
ガイドは私をタイ人だと勘違いしたらしく、
「同じタイ人同士、助けあうのが当たり前だろ。タイ人だけは捨てることができないよ。」
タイ人ではないがじーん・・・・。
何も答えることができなかった。
この時こそこんなにもタイ人が羨ましく思えた時はない。

他にも感じたことがある。
雨季も終わりに近づく今、北部から中部にかけて大雨の被害のニュースが連日流れている。
今日のニュースでは、洪水になったワニ園からワニが19匹も逃げ出して住民を脅かせているという。

昨日、友人のタンブンのために行ったアユタヤではたくさんの家屋が洪水で浸水していた。
訪れた寺院内は胸の高さまで水で浸かっているという。

湖のよう。
wat ayutaya

普段は歩いている場所で素潜りをして魚を獲ったり、舟で生活をしている。
不思議な光景だった。
子供が寺院に入るなら40バーツで漕いで連れて行ってあげるよ。とにこにこしていた。
dek ayutaya

そういう状況の中で、タイ国内では寄付の救援物資が
多く寄せられてあちこちで山積みになっていた。
食べ物、飲み物、おかし、生活用品・・・
寄付をする人で列になっているテントも多くある。
タイ国内全体が団結している様子がダイレクトに伝わってきた。

団結していると言えば今年。
月曜日は国内が黄色い服を着る人たちで国内全体が黄色に染まっている。子供から大人までみんな黄色い洋服。
また、‘ラオ ラック ナイルアン’
(私達は国王を愛しています)
のステッカーが車のガラス、レストラン、家の中・・・あちこちに貼られている。

今回のタイで、もっと自分の国のことを考えてみようという気持ちになれた。

こちらの記事もご覧になってください。

MAYの日々

Posted by may