タイ料理教室を主宰・長澤恵（May）のプロフィール

おかげさまで多くの生徒様がリピーターとなり通っていただいております。2010年、錦糸町で株式会社TitCaiを設立、「TitCaiThaifoodスタジオ」を立ち上げた後、レッスンは月に20回～30回開催しております。

企業のメニュー開発・商品開発・食文化セミナー・ ウェブサイトや書籍等の執筆・タイツアー企画など“タイ”に関わるあらゆることに積極的に活動をしています。

タイ料理と聞いて思い浮かべるのは、グリーンカレー、トムヤムクン、、、。 そんな、ごく一般的なタイ料理しかイメージを持たなかった私が、タイへ行ってまず驚いたのが、 料理や食材の豊富さでした。

日本で知られていない地方料理の数々。 そして、相反するように見える要素、甘い・しょっぱい・酸っぱい、３つの味に、 風味豊かなハーブと刺激的な唐辛子の辛味が加わり、一つにまとまって見事な調和を作り出している、 その味わいの奥深さにやみつきになりました。

そしてもう一つ衝撃を受けたのが、食べる側の好みに合わせて料理人が料理を作ることでした。 例えば、ソムタム（青パパイヤのサラダ）を注文すると、唐辛子の料はどうするか、 甘くするのかしょっぱくするのかなど、細かく尋ねます。

麺類を食べる時には４種類の卓上調味料が並び、食べる側の好みで味を仕上げるのが当たり前。 「そんなことしたら、味がわからなくなってしまうでしょ」と聞く私に 「人によって好みが違うのだから、自分が美味しいと思うのが大事なんだ」と、彼は当然のように答えたのです。 美味しければOK！それがタイ料理なのです。そこで、私はとても楽で居心地が良いと感じたのです。

それから、何度もタイを訪れるようになりました。

タイには、”サバーイ”という言葉があります。”元気・快適・気持ちが良い・楽（楽観的）” という意味を持つ、便利な言葉です。相手を尊重するタイ人の穏やかでサバーイな性格、 穏やかに流れるタイの時間、居心地のよい空間、そして美味しい料理の数々。 それらのすべてに、私は魅了されてしまったのです。